動物の感覚機能は
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚
この5つの機能。
お香や香水は言うまでもなく「嗅覚」を使う。
私も市販のお香や香水を買うときは
テスターの香りを嗅ぐのですが
最後の香りを嗅ぎ終わった時には
もう最初の香りがどんな感じだったか覚えていない。
全部いい香りなのはわかるのですが
そもそも私の嗅ぎ分ける能力は低いのです…
そして鼻は疲れるのが早い(と思う)。
1周目の香りはわかっても
2周目の香りはもう違いがわからない。
それに臭いに慣れるのも早い。
ある部屋に入った時に
「なんか不思議な香りがする」と感じても
10分もすると、その香りに
慣れてしまったり。
嗅覚というのは不思議だ。
そんなことを感じている時に
大学生の息子の保護者会へ行ったとき、
構内に貼ってある掲示物に目が釘付けに。
『感覚機能を ひとつ残すとしたら、どれ?
生物はそれぞれ外部の情報を五感で得ています。
例えば・・・🐕 犬は 鼻から70%
🦇 蝙蝠は 耳から90%
🏃 人間は 眼から80%
視覚は人にとって生きていく上で重要な感覚器官』
というポスター。
ネットで検索してみたのですが
人間の五感による知覚の割合は
視覚83%
聴覚11%
嗅覚3.5%
触覚1.5%
味覚1%
だそうです。
嗅覚、低いですね…
人間がいかに視覚に頼って生きているのかがわかります。
嗅覚を使って考えること、あまりないですものね。
腐っている食べ物を嗅ぐときくらいでしょうか??
とはいえ
鼻が詰まって匂いが感じられない時、
美味しいものを食べても、さほど美味しいと感じないのは
やはり嗅覚が関与しているから。
生活に彩りをもたらしてくれるのが
嗅覚=香りなのではないでしょうか。
以前クラフトジンを作られている方の
お話を聞く機会がありました。
ジンは「飲む香水」と言われているそうです。
その方の作られているオリジナルのジンを
試飲する機会があったのですが
味も驚きの美味しさでしたが、何よりも香りの良さに驚愕。
カップに注いだ時の香りと
飲んだ後に喉からくる香りが全然違うのです!!
すごい!おいしい!!
と言いながら
香司仲間とちびちび飲む。
そしてこの日は日本酒も飲む。
日本酒の香りもいいですよね。
これも勉強ですよ、勉強(笑)。