佇まいでわかりました

実は先週から夫が体調を崩し
期間限定ではありますが
毎日、訪問看護を受けています。
急遽、和室に
看護を受けるための夫の寝室をつくり
そこで処置を受けているのですが…
看てくださってる看護師さん。
とてもお若いのですけど、
普通ならモゾモゾしそうな和室での正座を
まったくモゾモゾせず、むしろ
しっかりと芯のある座り方をしていらして
安定感のある雰囲気を醸し出していました。
「あ〜、この人になら
夫を預けても安心できる!」
もちろん、処置もスムーズだし
こちらへの声かけも適切。
会話も上手。
拙宅に入るときや
帰られるときの動きを見ていても
とても清々しい!
何よりも醸し出しているオーラが
とても気持ちがいい!!
この人は普通の看護師ではない…
思わず、夫が聞いていました
何かされていますか、と。
そしたら、長年
茶道を嗜まれているとのことでした。
やっぱり…
長年培われたものは、
自然と体から滲み出るもの。
ただいるだけなのに
こちらに安心感を与えてくれる。
素晴らしいですね。
いつもの動き、当たり前の動きだからこそ、
そこで人間性が出てしまう。
礼法道のお稽古でも
ただ所作を身につけるだけでなく
人としての「在り方」を考えるように
お稽古を進めています。
なぜそれをするのか、
お相手がどのようにすれば
気持ちよく過ごしていただけるのか、
そういったことに目を向けていきます。
人としての在り方。
病気になったのはいいことではありませんが
看護師さんのおかげで
またひとつ、気づきをもらえました。