先日、3歳と4歳のかわいい友だちが
我が家に遊びに来てくれました。
友人のお子さんなのですが、
彼女はスーダンへ嫁ぎ、
ただいま日本に一時帰国中。
(現在、激しい武力衝突の起こっているスーダン。
彼女は避難のために帰国したのではなく
たまたま里帰りのために帰国したところ、
2日後に
彼女が飛び立った空港が占拠されたという、
強運の持ち主です。
彼女が安心してスーダンに戻れる日が
早く来ることを願います。)
帰国中に、わざわざ川越までお子さんを連れて
遊びに来てくれました。
みんなで川越を散策し、
我が家でお茶でもしましょうと
我が家へお通ししたところ
4歳のお嬢さんが
唐突に質問をしてきました。
「このおうちは木で出来ているの?」
子どもは不思議な質問をするなと思いながら
「うん、そうだよ」
と答えました。
と、次のお嬢さんの返答に
私は衝撃を受けました。
「スーダンのお家はね、レンガでできてるんだよ」
「(!!!リアル3匹のこぶたの会話!?)」
そうか、そうなのか、
レンガで作られた家に住んでいるならば
その質問は出てくるよね…
日本に居たなら
木で作られた家は当たり前ですが
お嬢さんにとっては
レンガの家が当たり前で
木の家が珍しい。
お国が変われば
それは当たり前ではないということを
思い知らされました。
聞けばスーダンでは
ご自分でレンガを積み上げて
一から家を作っているそうです。
まさに、リアル3匹のこぶた。
でもそれでいくと木でできたおウチは
ふう〜ってされると
飛んでいってしまうことになるのですが…😅
私は若い頃は
「西洋のお城に住んでみたいなあ」
「シャンデリア、素敵よね」
なんて思っていましたが
礼法を学んでから
日本のいいところが
目につくようになり、
日本家屋についても
昔より「いいな」と思えるようになりました。
障子や襖を開け放てば
広くなるし、風が通って涼しい。
扉は横開きだから
スペースも広く取れる。
障子は呼吸をしていて
湿気があると
紙が湿気を吸収してたわんでしまうけど、
乾燥すれば、また元通り。
部屋には床の間があって
そこは神聖な空気感がある。
部屋にいながら
外の雪化粧を見られるような
工夫がしてあったり。
何より
畳の香りが心地よい。
看護師で働いていた頃は
腰や股関節、膝を痛めた人には必ず、
和室で生活していた場合、
「ベッドにしてくださいね」と伝えていたし、
正座もやはり
膝や足関節には負担が大きいもの。
和風な生活よりは
洋風な生活の方が
体への負担は少ないのかもしれません。
けれど
やはり日本の風土、日本の文化にあった家が
日本家屋なんだと思います。
私は最近、日本家屋を拝見するのが
楽しくなってきました。
こちらの写真は川越の隣、川島町にある遠山記念館。
日興証券の創立者が
母のために建てた大邸宅です。
総建坪はなんと400坪。
日本庭園も素晴らしいです。
かわいいお友だちにも
日本の素晴らしいところを
肌で感じてもらえたらと思います。