お香には
平安時代より伝わる調合があり
その中で、夏の香りは
「荷葉(かよう)」
とされています。
荷葉は
「蓮の花の香りに通えり」
とあるので
つまり、夏の香りははすの花の香り。
けれども、はすの花って
これまでお見かけしたことは
あまりなく、
あっても池の中やお堀の中で
浮かんでいるものばかり。
花の香りを嗅いだことなど
ありませんでした。
ですので、お香調合の「荷葉」が
はすの花の香りに
似ているかどうかなど
わからなかったのです。
ところが、ご縁があり、はすの根をいただき、
この春から、なんと、はすを育てることに!
育てて初めて知ったのは
葉っぱが水面から
かなり高く伸びること!
無事に花が咲いて、
香りが確認できることを願います。