まといが移転した川越には
江戸時代から続く「川越まつり」があります。
御多分に洩れず、川越祭りも
2年の中止を余儀なくされましたが、
今年は先週末、開催されました。
氷川の大神が神輿に召されて
城下町の町々を訪れる、昼の「神幸祭」。
氏子たちがお揃いの装束を身につけ
町内に引き継がれてきた
絢爛豪華な山車を曳き回す、夜の「宵山」。
川越が「川越」に戻ったように感じました。
この2年、全国の祭りが中止されたことで
そもそも祭りとは何なのだろうと考えました。
古くから伝わるものは
もっと他に深い意味があるのでは、と。
それにお祭りは「祭礼」とも言いますね。
礼という字は旧字体では「禮」と書きます。
「禮」という字の意義。
家々の門に灯された「ご祭禮」の提灯を見ながら
禮と礼法についてぼんやりと考えていました。