先日、顧問の社会保険労務士さんが
我が家に書類を届けに来てくださった時の話。
私が煎茶をお出ししたら
「嬉しいわ〜。こうやって
茶碗で緑茶を出してくれるの。
コロナ以降、
使い捨てのカップでお茶を出してくれるところがほとんどで、
なんならペットボトルそのもので出してくれるところもあって。
出してくれるのは嬉しいし、
こんな時代だからわかるんだけどね。
でも、こうやってセンスのいいお茶碗と
淹れたてのお茶を出してくれるっていうのが
私はいいなって思うのよ」
とおっしゃっていました。
私は会社訪問することはないので
「今はそんな感じなんだ」と驚きました。
昭和の時代は、
OLさんがお茶出しをするのが当たり前みたいな世の中でしたけど
それはそれで
「女の仕事はお茶汲みじゃないわよ!」
「男もお茶汲みしなさい!」
とは思うのですが
そもそも「お茶を出す」ということが
少なくなっているとは…
確かにね、
煎茶よりもコーヒーを出してくれるところの方が
多いのかなって思ってはいましたけど
お茶碗で出すっていうのが
消えつつあるとは、考えていませんでした。
世界で茶道が注目される中で
日常的に急須で淹れた煎茶を飲むという文化は
消えつつあるのでしょうか。
ペットボトルで緑茶を飲むというのは
普通になりましたけど。
今の時代、別に急須でお茶を入れたり
お客に出したりできなくても
問題はないでしょ?と
思われる人もいると思います。
そりゃそうですよ、代用品はいっぱいありますから。
でも、できた方がいい、そう思いませんか?
だって、日本人ですから。
私は、礼法のお稽古でそれが学べて
とても嬉しかったです。
自信にもなりました。
そんな昭和の日本の文化、
「急須で煎茶を淹れる」「お盆で運んで、お客様にお出しする」。
礼法講座の中では、中伝にあたる単元で
しっかりと学びます。
だって、日本の文化ですから。
ただし『煎茶道』ではありませんので
淹れ方の作法を教えるのではありません。
お客様がいらした時に
どのようにお出しするのが失礼がないかを学びます。
知りたい方はぜひ礼法講座をご受講ください。