先日、お世話になっている方に食事に誘っていただきました。
本川越駅・川越市駅から徒歩10分程のところにある、
カウンターのみ8席の小さな和食のお店。
京都ご出身の店主が営んでいます。
ディナータイムがメインで、ランチタイムは週2回の営業。
私はランチタイムで以前一度伺ったことはあるのですが、今回はディナータイムでの利用。
ずっとディナーで行ってみたいと思っていたので、とても楽しみにしていました。
結果、期待以上!!
出されたお食事はまさに『五感で楽しむ』お料理。
どのお料理も春を感じさせてくれる食材。
器と盛り付けで目を楽しませてくれます。

お味が素晴らしいのは言うまでもありません。
大変美味しくいただき、お腹も心も満足。
また伺いたいと思いました。
ところで
食事ってお腹がいっぱいになるだけなのと、心も満足するのは少し違うと思いませんか?
もちろん食べ放題のお店に行って大満足することも多々あるのですが、
今回のお店はそれとは違います。
何が違うのかを考えると「もてなしの心」を感じられたかどうかだと思うのです。
店内の雰囲気を内装で楽しませつつ、食事や会話に集中できるように空間を作ってくださっている、とか
食材選びから器選びまで、こちらを楽しませようとしてくださっている、とか
食事を出してくださるテンポを間が開きすぎず、けれども急かさないように、こちらのスピードに合わせてくださる、とか
こちらの会話を邪魔しないように気遣ってくださるけど、こちらが話しかけやすいようにも準備していてくれる、とか
それにこれらを準備・仕込みから提供、見送りまで、料理人の方とお店の方がその人の技術と時間を使ってもてなしてくれています。
食べられればそれでいい、ではないのです。
けれどそれを感じるには、受け取るこちら側の感性と知識も必要。
なおかつその場を壊さないようにする「礼儀」が必要。
それが「食事のマナー」なんです。
礼法道のお稽古では食事のマナーもカリキュラムに組んでいます。
食事のマナーというと箸の持ち方は正しいか、
お椀のフタの開け方はどうやるのかなど、
動きに目が行きがちです。
私も礼法を習い始めるきっかけは、そこが知りたいと思っていました。
もっと言えば、マナー違反をして恥をかきたくないと思っていたからです。
食事のマナーを身につけると、食事の時に自分に心の余裕が出てきます。
余裕が出てきた時に、部屋の設えだったり食器だったりを
楽しめるようになったように感じます。
そこでようやく「もてなしの心」を感じられるようになれたと思います。
もてなしの心、それが和ではないでしょうか。
礼法が目指すところは「和」と思ってます。
ひとりひとりが礼法を身につけていれば、
相手を思いやる気持ちで溢れる、穏やかな世の中になるのではと思っています。
実は礼法、戦中までは小学校のカリキュラムに入っていました。
昔は小学生でも心得ていたことを、今は大人ができていない場合もあるのです。
今日、このようなニュース記事を目にしました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/acac7c3075023e10e1683be62609cc09c11ce618
(↑こういうニュース、削除されるのも早いので、気になる方はお早めに!)
記事に書かれている方がどういう方かも知らないし、
その投稿を直接読んでいないので、
一体どういう意図でこの言葉を放ったのか(そのそも本当に言ったのか?)わかりませんが、
もしこの記事通りこの言葉を放ったのだとしたら非常に残念に思います。
けれどこの方にいくら和の心を伝えても、
大前提の「人の在り方」の認識が違っているので、和は全く伝わらない。
まあ、平たくいうと…
こういう人とは関わりたくないね
こちらを見下して応対する気がする。
人のことを「その人の持っている人間性」でなく、
職業とか、会社名とか、会社の規模とか、年収とか、学歴とかで判断しそうな気がする。
「いただきます」なんて言う必要がないと思っている人、
何に対して「いただきます」と言うのかを想像できない人、
そんな人は自分がなぜ生きていられるのかも
考えられないのだろうな、人間ひとりでは生きられないのに。
きっとこう言う人は「「おはようございます」を言う意味がわからない」とかいうのでしょう。
怖いのは、いただきますを言う必要がないと思っている人が、
人の上に立って指示を出していると言うこと。
もしこの方にお子様がいらしたとしたら、その考えを子どもに躾けること。
色々想像すると本当に怖いです。
ちょっとぼやいてしまいました。
これからの日本が、世界が、和を理解できる人たちで溢れることを願っています。
食事のマナーは、礼法道講座のカリキュラムの中でお伝えしております。
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