ホームセンターで見つけた、まさかの最高峰

昨日の投稿の中で「沈香」がめちゃくちゃいい香りがすると書いた。

 

6月3日ブログhttps://kanzawamizuki.com/2026-6-3/

 

一言に「沈香」と言っても、その香りはモノによってかなり異なる。

そもそも沈香とは何か?

 

お香の世界において、「沈香なしにお香は語れない」と言われるほど特別な存在。

沈香は木そのものが香るわけではない。

ベトナムやタイ、ミャンマー、インドネシアといったの限られた地域に生息する沈香樹が、

傷口や病気から身を守るために樹脂を分泌する。

この樹脂が長い年月をかけて熟成することで、良い香りのする沈香ができる。

木ではなく樹脂成分が香るのだ。

 

その樹脂も、木の外側に溢れ出すような樹脂ではなく、

複雑に木と絡み合うタイプのため、樹脂成分だけ取り出すことはできない。

 

このような理由から希少価値が高く、さらに

現在はワシントン条約で規制されているため自由に採れないことから、非常に値段が高い。

 

日本では採れないため、1000年以上前からすべて海外から輸入品。

聖徳太子の時代にはすでに日本へ伝来しており、歴史上にも登場する香木。

美術館、博物館に収められている沈香もたくさんある。

 

香りは地域によっても異なるし、個体によってもかなり異なる。

最上級の沈香ともなると、濃厚で華やか。ちょっと嗅いだだけでも極上の気分になれる。

この沈香の最高峰に位置するのが「伽羅(キャラ)」と呼ばれる沈香だ。

 

伽羅はベトナムの限られた地域でしか採れない。

特定の環境と長い年月を経て、極めて質の良い樹脂が集まったものだけが「伽羅」になる。

 

沈香のエリートが伽羅なのだ。

 

現代では新たな採取がほぼ不可能。

出回るものは過去のストックや非常に限られたルートのもの。

価格は「金の数倍以上」という超高値で取引されることも。

手に入れることすら難しい「幻の香木」が伽羅。

 

私は香司の研修で嗅いだことがあるのだが、それはもう、えも言われぬ香り。

恍惚とするとはこのことだろう。

もっと嗅ぎたいと思うのだけど、残念ながらお香なので、燃え尽きればそれでおしまい。

伽羅を楽しむというのは、本当に贅沢なものなのである。

 

さてさて、前置きが長くなってしまった。

先日、ホームセンターに買い物に行ったとき、こんなものを見つけてしまった。

 

 

高級香 極上の伽羅の香り

 

え!?蚊取り線香なのに伽羅の香り!!

しかも伽羅というのに安いのですよ!

(普通の蚊取り線香に比べたら高いが)

本物の伽羅だったら、たった1gでも、ん萬円はしますよ!

 

意欲作ですな〜気になりますね〜、どれどれ、とまんまと買ってしまう。

ちょうどまた庭の草刈りをしようと思っていたところ。

蚊取り線香を焚きながら作業しましょうか。

 

まずは開けてた瞬間の香り。

 

 

蚊取り線香っぽくない香りだ。

火を点ける。

 

あらま、蚊取り線香なのにいい香り。

蚊取り線香というより、お線香の香り。

今まで買った蚊取り線香の中で、一番いい香り。

 

 

本物の伽羅が入っているわけはないので、合成香料だと思うのだが、合成香料っぽくない。

お寺の雰囲気漂う香りだ。

煙の直上で嗅ぐより、2メートルくらい離れたほうが香ってる。

たしかに、伽羅っぽい香り。

 

さすが大手さん、香りを作るのが上手い。

蚊取り線香なのに、草刈り最中なのに、蚊を避けながら香りを味わえる。

いい感じ。

 

ちなみに我が家の蚊取り線香用香炉は、夫がヤフオクで競り落とした火鉢。

「火鉢なんて何に使うんだ?」と思っていたら、競り落とした本人は観賞用だったのかしばらく放置。

ある時、市販の蚊取り線香のサイズにジャストフィットすることに気づいてからは、

もうずっと蚊取り線香用香炉。

意外と使い勝手がいいので重宝している。

 

6/7(日)川越市内にて開催される『いとマルシェ』に出展します。

予約不要ですので、お気軽にお越しいただければと思います。

 

皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

 

🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀🌀

 

【いとマルシェ Vol.1】

日時:6月7日(日) 10:00-16:00

会場:コエトコhttps://koetoko.jp

(川越市松江町2-11-10)

 

蚊取り線香づくり

 

〜お香の専門家「香司」と楽しむお香づくり〜

 

 

自然素材を使った蚊取り線香づくり

ラベンダーの香りに

あなたのオリジナリティーをプラスして

小さなお子様でもOKです

お香を香料から作る特別な体験を、あなたに

 

参加費:4,000円

 

🌀親子でお一つ作ることもできます。

その場合、お子様は無料です。

 

いとマルシェのその他の出展者情報は

こちらのいとマルシェInstagramをご覧ください。

いとマルシェhttps://www.instagram.com/itodesign.marche