のちのひな

「後の雛」と書いて「のちのひな」。

3月3日のひな祭り=桃の節句にお雛様を飾りますが、

 

半年後の9月9日に

お雛様の虫干しを兼ねてもう一度飾ることを

「後の雛」と言います。

 

2回目のお雛様だから、あとの方のひなで「後の雛」。

 

9月9日は「重陽の節供」という節供。

別名「菊の節供」。

 

旧暦で9月9日は10月なので、ちょうど菊の頃。

菊の花を飾るので、

桃の節供と対になってる感じですね。

 

こちらの写真は、昨年の9月、

さいたま市の「会席料理 二木屋」さんでお食事をした際、

飾ってあった「後の雛」。

 

 

いいですね、こういう季節を感じる行事って。

 

ひな飾りだって安いものではないから

虫食いしないように

大切に扱いたいですよね。

 

そんなことを言っている私ですが、

我が家は息子がふたりなので

ひな飾りといえば

実家に置きっぱなしの、私のひな飾り。

 

両親が歳をとったので

もう3月3日にすら飾らないので

今頃、どんなことになっているのやら。

 

それこそ「人形」なので

大切にしないといけないなと思いつつ

なかなか重い腰が上がりません…