明後日22日は「冬至」。
ご存知のとおり、一年で一番昼が短く、夜が長い日ですね。
この日は縁起物として
かぼちゃを食べたり、柚子湯に入ったりしますが
以前は子どもの頃からの風習で
ただただ「そういう日なんだ」と思っていました。
けれど今は私にとって「冬至」という日は、
「また新たに出発する日」
として、大切な位置付けとなっています。
そもそも冬至は二十四節気のひとつ。
二十四節気は1年を春夏秋冬の4つに分け
さらにそれぞれを6つに分けたもの。
その基準となるのは夏至・冬至・春分・秋分で
「二至二分」と呼ばれ
古くから重要視されてきました。
そして冬至は
この日を境に日照時間が延びていくことから、
陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられています。
「陰極まりて陽となす」
私なりの解釈ですが、
ずっと陽でいることもなければ、ずっと陰でいることもない。
悪いことはずっとは続かないよ…
そんなふうに感じて、
ああ、またここから頑張ろうと思えるのです。
毎日、良いことばかりではないし、
寒いし(笑)暗いし(笑)
気持ちが塞いでしまうことはあるけれど
またここから、陽の光が刺してくる!
冬至はそんな「新たに出発する日」と
私の中ではなっています。
ちなみに、この「陰陽の思想」は
礼法の中でも大切な考え、ベースとなっています。
節供もなぜ3月3日や5月5日なのかを考えると
陰陽思想に結び付きますので。
気になった方は礼法講座をご受講くださいませ。
さて、毎年
柚子をどこで調達しようかなと悩むのですが
今年はありがたいことに先週思いがけなく、
いただくことができました。
これで柚子湯の準備はバッチリです。
ただ一点、我が家では注意事項がありまして…
まだ息子ふたりが小学校低学年の頃の話。
柚子湯に夫と次男が先に入ったのですね。
丸のままで浮かべた柚子を
夫と次男は湯船の中で柚子を割って
遊んでいたのです。
ふたりが出たあとに、
長男がお風呂に入ると
「お風呂が痛い!!」
と、怒って出てきました。
おかしいねえと続いて私がお風呂に入ると
私も湯船に浸かった途端に
肌にピリピリ、ヒリヒリして
痛くて、とてもじゃないけど入っていられない!
しかもお湯で流しても
全然痛みがとれない!!
どうやら、夫と次男には大丈夫のようですが
乾燥肌の長男と私には
柚子の果汁が刺激が強すぎたようです。
以来、必ず夫と次男には
「柚子は絶対に潰さないで!!」
とキツく言い聞かせてます…